大会名にもなっている8時間エンデューロは、15年以上前この大会で始まった看板種目。この大会こそ“自転車版8耐”の元祖です。
朝から降った雨が小降りになった午前8時、号砲とともにローリングスタートが始まり、先導バイクが外れたところで一斉にスタート。先頭集団は1周9分台前半のラップを刻み続けます。ただ、この日はほぼ1日中雨が降り続け、気温もそれほど上がらず体感温度は低かったため、個人総合争いは時間の経過とともに次第に人数が絞られていきます。5時間過ぎにはロード7チームに絞られ、しばらく膠着状態が続きます。
レースが動いたのは7時間を過ぎたあたり。今年の春spで8時間エンデューロの総合優勝を果たした優勝候補の一角、デストラが選手交代直後にアタック。あっという間に集団を40秒ほど引き離します。その後次第にリードを拡大し、最終的には1分以上の差を付け、8時間経過直前にデストラのみ57周回目に突入。大会史上初の春秋8時間エンデューロ総合連覇を果たしました。
ロードソロの部は53周を記録した櫻井一輝選手が、ロード以外の部は51周を記録した一撃が、男女混合は53周を記録した日体大トライアスロンランがそれぞれ優勝しました。
8時間エンデューロ終了後はパフォーマンス賞ねらいのチームがメンバーを集めてゴールするパフォーマンスパレードも見られ、ギャラリーを大いに湧かせました。





ホームストレートを埋め尽くさんばかりの800人ほどの選手が出場した4時間エンデューロ。8時間エンデューロのスタートから3分後、スタートを告げる号砲が鳴り響き、選手たちの集団が少しずつ動き始めました。
レースはロードの部とロードソロの部の選手たちが中心となって先頭集団を形成し、時間の経過とともに少しずつ人数が減っていくサバイバルレースの様相に。総合優勝争いは、最終的にロードの部の京産とKOGMARacing B、ロードソロの部の井上大我選手と桐野一道選手に絞られました。この中からスプーンカーブ付近で京産がアタックし、そのまま逃げ切って、2位に30秒以上の大差をつけてロードの部と4時間総合の優勝を勝ち取りました。スタートからゴールまで終始雨の中のレースとなりましが、1位から4位までは40km/hのスピードを維持し、ハイレベルなレースを披露してくれました。ロードソロの部はスプリントを制した井上大我選手が、フラットバーの部はOLD bambooが、男女混合の部は超カルRC & KYBが、ミニ・リカンベントの部は来栖川中央研究所Aチームが、ママチャリの部は星野真二選手が、ファミリーの部はT-carsCT光速家族がそれぞれ制しました。





2人1組でフルコース10周を走るチームタイムトライアル、トロッフェ・バラッキは、スズカ8時間エンデューロで生まれた名物種目。TTバイクやディスクホイール、エアロヘルメットといった機材の使用が許されており、本気で記録をねらいに来るチームも参戦しますが、多くのチームはロードバイクで出走し、中には夫婦で参加するチームや女性同士でペアを組むチームもあります。
午後1時半、最初のチームがスタートを切り、以後15秒間隔で全チームがスタート。雨風ともに強まるあいにくのコンディションの中、抜群のチームワークで先頭交代を繰り返しながら走るチームも、脚が売り切れてしまったチームメートをいたわりながら先頭固定で走るチームも、それぞれのペースでゴールを目指しました。
一方、優勝争いは悪天候を吹き飛ばすほど白熱。1時間22分25秒071の好タイムを記録し、しばらく暫定1位のポジションを守った鷹組吐露薔薇隊に対し、後からスタートした大垣ピストンズ梅は1時間20分26秒435と2分近く速い記録をマーク。この記録を破るチームは現れず、同チームが優勝を果たしました。