昨年の秋sp以来、1年ぶりに帰ってきたスズカ8時間エンデューロ。今年から年1回になった分、春と秋の人気種目を1日にぎゅっとまとめた密度の濃い大会に生まれ変わりました。来年の20回記念大会を前にリニューアルを果たしたのです!

リニューアルを果たしたこの大会を祝福するかのように、前日から当日の未明にかけて降った雨も朝には上がりました。スタート地点に続々と集まる参加者の皆さんの表情も、天気のように晴れやか。ロードバイクだけでなく、小径車やママチャリ、MTBなど多彩な車種が同じスタート地点に立つ、スズカ8時間エンデューロではおなじみの光景が見られました。

午前8時に看板種目の8時間エンデューロとかつての春spで人気だったソロ種目・アタック240の選手が一斉にスタート。その3分後には4時間エンデューロの選手がスタートしました。どちらも1周目の途中までパレードスタートですが、マイペースで走る人は後方からゆっくりとスタート。パフォーマンス賞ねらいの選手は、さっそくピットウォール沿いのギャラリーやMCに向かってアピールしていました。

朝からずっと晴れて気温はそれなりに高くなったものの、時間の経過とともに風が強まってきました。特にホームストレートは向かい風で、上りと向かい風のダブルパンチでペースも例年に比べてゆったりめでした。それでも先頭集団は力強い走りで周回を重ね、それ以外の選手も同じぐらいのペースで走る選手たちが協調して向かい風に立ち向かっていたのが印象的でした。

お昼には4時間エンデューロの選手が続々とフィニッシュ。午後には2人1組でサーキットを10周するトロッフェ・バラッキがスタートし、続々と選手たちがコースイン。サーキットが再びにぎやかになりました。トロッフェ・バラッキの選手の中には、TTバイクやワンピースなど本格的な機材を投入する本気モードの選手もいて、かなりのハイペースで周回を重ねました。

日が傾き、ホームストレートがすっかり日陰になった午後4時。8時間エンデューロがいよいよフィナーレを迎えました。続々とフィニッシュラインを通過する選手の表情は充実感にあふれていました。最後はパフォーマンス賞ねらいの選手たちがチームでまとまってホームストレートを走るパフォーマンスパレードが行われ、長かったレースが幕を下ろしました。

一方、大会協賛各社が多数出展したサイクルバザールでは、話題のディスクブレーキロードやEスポーツバイクの試乗車、一般ユーザー向けには国内初お披露目された新製品を展示するブースも。バイクの試乗やアイウェアなどの試着、スポーツドリンクの試飲なども楽しめ、多くの来場者で賑わいました。無料で受けられるマッサージやアイウェアのフィッティングサービス、バイクの洗車サービスも人気を集めました。

レース終了後には大会を締めくくる抽選会が行われ、すっかり日が暮れた会場に大勢の参加者が集まりました。ステージから数十メートル先まで人垣が続くほどの大盛況でした。30万円以上するカーボンフレームや20万円オーバーのMTBなどの目玉商品が登場すると、MCの当選発表に群衆が一喜一憂。1年ぶりのスズカ8時間エンデューロは、大盛況のうちに幕を下ろしました。


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〈オールスポーツコミュニティ〉
イベントID E719905
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