参加者の声

優勝インタビュー 参加者インタビュー向川尚樹の実走レポート

風にも負けずサーキットを駆け回り、最高の笑顔になれた自転車仲間たち

仲間と、家族と、愛車とともに吹き荒れる風に立ち向かい、誰もが力の限り駆け回った第8回スズカ8時間エンデューロ春sp。フィニッシュラインを目指してひたすらペダルを回し、家族や仲間とともに最高の1日を過ごした皆さんの輝く笑顔を少しだけご紹介します!

8時間エンデューロ 総合優勝

「予定通りの展開」精鋭メンバーでリベンジを果たし総合優勝!

DESTRA〈小暮 士選手・奥村 隆平選手・吉原 健太郎選手・二俣 雄哉選手・永吉 篤弥選手・Ryan Day選手〉

2位との差を1周回つけ見事総合優勝に輝いたのは、表彰台常連の強豪チーム「DESTRA」の皆さんです。「昨年の春spでは別の大会と被りチームの戦力を分けてしまったこともあって、4位どまりだったんです。今回は精鋭を集めて総合優勝を狙いました!」と、リーダーの小暮選手。
「今回は予定通りのレース展開でした。メンバーには一人で走り続けるのが得意な選手が多かったので、それなら今回は“逃げ”で勝負してみようという作戦を立てました。最後のゴールスプリントで勝負するのは、やっぱり難しいですからね。でも、ゴールするまで本当に気を抜けませんでした… 転倒やパンクしてしまったら終わりですから」と小暮選手。前半は何度もアタックを仕掛け、後半は先頭を守りながら“予定通り”逃げ切った同チームでしたが、レース前はあまり自信がなかったといいます。小暮選手は「実はこんなに上手くいくとは思っていませんでした。しかも私が大会直前に風邪をひいてしまい…こんな状態なのにも関わらず走らせてくれたメンバーに本当に感謝しています!」と熱く語ってくれました。

8時間エンデューロ 男女混合 優勝

愛知・三重・岐阜から集まって初めて結成したチームで初優勝!

三味線RACING〈後藤 浩伸選手・安田 信次選手・青砥 英明選手・岩館 恭佑選手・近藤 なつき選手〉

「作戦なし!練習もしてません!私はただのブロガーです!」と、ユニークな回答を連発してくれたリーダーの後藤選手率いる「三味線RACING」が、8時間エンデューロ・男女混合で初優勝を飾りました。「レース中は他のチームとコンマ何秒という接戦もあったので、優勝できて本当に良かったです。後半は若いメンバーに託しました!」と後藤選手。
メンバーは愛知県・三重県・岐阜県という離れた地域から集まったという同チーム。「メンバーがバラバラの地域に住んでいるので、普段はほとんど一緒に練習できないんです」と後藤選手。「食べる!がメインのグルメツーリングをしている仲間」だそうで、今回は初メンバーで挑戦。「8時間の男女混合にも出てみよっか!」という軽いノリだったそうです。来年も優勝を目指して挑戦しますか?という質問には、紅一点の近藤なつき選手にチームメイトが視線を送り「なっちゃん(近藤選手)が“出る!”と言ったら、みんな“ハイ!”と言って出ます!」「すべてはなっちゃんが決めますから!」と、楽しそうに答えてくれました。次回もぜひ挑戦してください!

4時間エンデューロ ファミリー 優勝

家族でファミリー部門に初挑戦&初優勝!

DESTRA 川瀬ファミリー〈川瀬 章史選手・川瀬 智恵選手・川瀬 翔太選手・川瀬 隼人選手〉

4時間エンデューロ ファミリー部門で優勝に輝いたご家族は、同部門初挑戦という「DESTRA川瀬ファミリー」の皆さん。高校2年生、中学2年生の息子さんたちは「お父さんが一人で何周も走ってスゴイ!」と尊敬のまなざしでお父さんを見ていたのが印象的でした。
「今まではDESTRAチームで8時間エンデューロに出ていたのですが、次男も中学生になったこともありファミリー部門に挑戦してみようか、ということで参加しました!」と、お父さんの川瀬章史選手。「1カ月くらい前から練習を始めました!妻もローラー台で練習しましたよ」と、お父さんがインタビューに答えると、すかさずお母さんが「…気が向いた時だけ!?」と笑顔で答えてくれました。息子さんお二人はクラブ活動でそれぞれ陸上、柔道に入っているというアスリート兄弟。長男の翔太選手は「F1が好きなので、サーキットコースで走れるなんて気分最高でした!」、次男の隼人選手もF1レースが好きだそうで「普段見ているのと逆走するのが不思議!」と大興奮。「来年はもっと走りたい!!」というご兄弟、次回の挑戦もお待ちしています!

4時間エンデューロ フラットバー 優勝

地獄の合宿!?を乗り越え「3度目の正直」で見事初優勝!

SAKAI★RACING〈藤井 芳則選手・桂山 尚也選手・明星 隆希選手〉

フラットバー部門で表彰台トップに登り詰めたのは「SAKAI★RACING」の皆さん。以前はロードの男女混合部門などに参加していたそうですが、昨年の春spからフラットバー部門に切り替えたそうです。「私もあと2年で還暦を迎えるということもありフラットバー部門に切り替えたのですが、昨年の春sp、秋spともに2位どまりで… 今回、3度目の正直でようやくリベンジを果たせました!」と、リーダーの藤井選手。
「3人とも各々のマイペースで走ろう!」という思いで出場したという同チームは、レース後半まで2位のチームと抜きつ抜かれつの大接戦を繰りひろげました。「レース途中でラップタイムを見て、かなり接戦になっていることに気づいてドキドキしていました。優勝できる自信はまったくなかったですから」と語る藤井選手ですが、実は毎週トレーニングを積み重ね、大会の1週間前には練習で合宿もしていたそうです。「春・夏・冬で年に3回やっていますが、まさに“地獄の合宿”ですよ!… 冬は忘年会がメインですけどね」というユニークなコメント。初優勝おめでとうございます!

アタック120 優勝

チームメイトのサポートに優勝という結果でこたえた

チーム光〈加藤 淳一選手〉

最終周回まで20人ほどが残り、大混戦となったアタック120を制したチーム光の加藤選手。「腰を痛めており、本調子ではなかった」とのことですが、最後は圧倒的なスプリントで2位以下を大きく引き離す完勝でした。
表彰式で今回の勝因を尋ねられると「チームメイトのサポートのおかげ」と即答。「昨年このレースで優勝した山内選手や同じく3位になった伊藤選手が積極的に集団を引いてくれたので、これは勝たなければいけないと思った」といい、チームメイトの力走に優勝という最高の結果でこたえました。
今後の目標を尋ねると「まずは腰を治して、秋のジャパンカップオープンで結果を残したい」と語ってくれました。

アタック240 WOMAN 優勝

女子には完走さえ難しいアタック240WOMANを3連覇!

TWOCYCLE 袴田塾〈宮下 朋子選手〉

毎年数人しか完走できないアタック240WOMANを3年連続で制した宮下選手。小柄で華奢なその姿からはどこにそんな力が秘められているのか分かりませんが、いつも練習は男性と一緒に走っていて、この日もなるべく男性の集団に付いていったそう。それでも毎年レース中は「早く終わらないかな」と思っていて、レース後は「もう来年は走りたくない」と思うそうですが、「今年は風が強く、例年よりきつかった」とのこと。
表彰式でMCから来年も出場するか尋ねられ「できたら出ます」と思わずお茶を濁してしまうほどでしたが、表彰式終了後のインタビューでは「毎年仲間から『出なよ』って言われて『じゃあ出よう』と思うので、たぶん来年も出ます」と笑顔で答えてくれました。