INTERVIEW

天晴れ!最高の快晴のもと20回記念大会を楽しんだ人達

今年は快晴に恵まれ、風も少なく、温かい、絶好のサイクリング日和になりました。昨年のリベンジを果たしたい、面白い衣装で目立ちたい、自転車仲間たちとワイワイ盛り上がって思いっきり楽しみたい。活気と笑顔が溢れた会場で思いっきり楽しまれていた参加者たちの様子を紹介します。

8時間総合優勝/8時間ロード 優勝

トライアスリートが中心になって結成したチームで圧勝!

スイムバイクランチ

チーム名からトライアスロンの3種目(スイム、バイク、ラン)を連想させる通り、トライアスリートが中心になって結成されたチーム。ここ数年優勝の常連だったmkwなどの強豪チームが出場する中、2位に4分以上の大差を付ける圧勝を収めました。勝因について尋ねると「トライアスロンがオフシーズンに入った秋からスズカに向けてバイクのトレーニングを重点的に行ったことと、レースを前々で展開することを心がけたこと」と話してくれました。「自分たちがしているのはトライアスロンの中でもオリンピックディスタンスという距離が短めのもの。8時間エンデューロに出場することは、走ることはもちろん、他の選手との駆け引きの仕方も含め、トライアスロンのバイクパートのいいトレーニングになっています。来年も挑戦したいです」

4時間総合優勝/4時間ロード 優勝

勝ちに対する執念の強さが勝利をもたらした!

チームヤマシゲNo.1

おととし総合優勝、去年は2位と4時間エンデューロで好成績を収め続けるチームヤマシゲNo.1。今年は総合優勝奪還という強い決意を持って臨んだとのことですが、レース前に昨年出場したメンバーが1人出られなくなることが確定し、3人でレースに臨むというピンチを迎えていました。しかし、このことがメンバー一人ひとりに「それぞれ1周でも多く走ってチームメイトにつなげよう」という強い気持ちを持たせることにつながったと全員の意見が一致。最終局面では「飛び出したら後ろの選手が付いてこなかったのでそのまま逃げきってやるぞと思った」といい、勝ちに対する執念の強さが勝利をもたらしたと分析します。「3人で4時間はきつかった。来年もこのメンバー+もう一人の4人体制で帰ってきて、連覇を果たしたい」と力強く宣言してくれました。

4時間男女混合 優勝

去年骨折で不参加、悔しい思いをバネにみごと優勝!

MIYU with KK

チーム名「MIYU with KK」は女性の岩下みゆきさん「MIYU」を河田耕作さんと金沢健児さん二人のイニシャルKを並べた「KK」が支えるという意味。今回は愛知県からの参加になりました。
2年越しの参加という岩下さんは昨年、不慮の事故により骨折したため参加できず、とても悔しい思いをしたそう。一年間猛練習して挑んだ今年はチーム一丸で走ることができました。
金沢さんは「この大会にこのメンバーで参加できるのがうれしかったです。レースではライバルチームに先頭を取られないよう、抜かされないように走りました」とレースを振り返ります。そして、大会記録でみごと優勝を飾ることができました。
昨年の悔しい思いをリベンジできた岩下さんは「とにかく、2人には感謝の気持ちでいっぱいです。まだまだ終わりはないので、もっと練習して来年の記録更新にも挑戦したいです」と笑顔を見せてくれました。

4時間WOMEN 優勝

心がけたのは安定ラップ。念願の優勝噛みしめています!

BREAKER‘S

周回数24周で2位に4周という大差で「4時間WOMEN」を制したのは木村五月選手。おっとりそうな雰囲気と裏腹にシマノ鈴鹿ロードレースも含め年に複数回、鈴鹿サーキットの耐久レース走っているベテランレーサーです。
今回の勝因について木村選手は「今までの経験から、とにかく焦らず、無理をせず安定して同一ラップを刻めるように心がけました。無理したりすると絶対に後から響いてくるので、ペース配分を間違えずに、『安定』を心がけていました」と話します。
2018年は2位という悔しい結果もあり、念願かなっての優勝になりました。賞状を手にした木村選手は「とにかく優勝できた喜びを噛みしめています。一番の目標はこれからもずっと健康で自転車に乗れること。スズカにもずっと参加したいです」と語ってくださいました。本当におめでとうございます!

アタック240 優勝

ラスト5週のアタックが決まり、念願の優勝。すごく嬉しいです!

二之夕雅也選手

今回、初優勝を飾った二之夕雅也選手はこれまで、4回ほど同種目参加していて20代の頃に年齢別で優勝し総合でも7位になった経験があります。
二之夕選手のレース前の心境では「あわよくば入賞できたらいいなって思っていました。最初の集団に入れば10位以内には入れると思って挑みました」と全く優勝を意識していなかったようです。
実際のレースで二之夕さんは「去年、落車に巻き込まれ、追いつくのに足を使ってしまった経験があったので、第一にケガをしないように気をつけていました。要注意の選手や位置取りも間違えないように気を付けていました。ラスト5周回くらいでアタックを駆けたら単独トップになっていて、そのままゴールできました」とレースを語ります。
思いもよらない優勝という結果を手にした二之夕選手は「正直にとてもうれしいです。これからももっと練習して強くなりたいです」と喜びを語ってくれました。

トロッフェ・バラッキ 優勝

優勝ジャージで、プレッシャー超えみごと連覇「奇跡です!」

名岐ベンド(野原弘貴選手、山田哲也選手)

2018年に続きトロッフェ・バラッキでみごと連覇を遂げたお二人。今年は昨年の優勝ジャージを着て挑んでいたため周りの選手たちからマークされていたそう。
野原選手は「視線も声もすごく感じましたが、優勝ジャージを着て負けるのは嫌だったので、あえてプレッシャーを与えることで頑張れました。でも、本当に僅差でしたし、タイム的にも奇跡が起きたという感じです」と話します。
山田選手は「去年は野原さんの脚を引っ張ってしまっていました。でも、1年練習して今年は五分五分で走れました」と感無量の様子。
見事の連覇達成にお二人とも「とても嬉しいです。でも、トロッフェ・バラッキってすごくしんどくて『次は絶対やるもんか!』って思うんです。でも次も出ちゃうんですよね。これからもケガをせず楽しみたいです」と喜びを語っていただけました。おめでとうございます!