6時間エンデューロ
総合優勝争いはアタックからの逃げ切りで決着
スズカ8時間エンデューロと言えば、例年は大会名にもなっている8時間エンデューロが大会の最長種目。しかし今年は、新型コロナウイルス感染症対策として競技時間短縮を実施したため、6時間が最長となりました。今年は感染対策として参加人数も例年より少なくしたこともあり、スタートラインに立ったのはロードチーム、ロードソロ、男女混合の3カテゴリーの選手約430人。それでもコースに色とりどりのサイクルジャージを着た選手たちがスズカのスタート前に並ぶ光景が見られるのは2年ぶりで、それを祝うかのような秋晴れのもと、午前10時に今大会の先陣を切ってローリングスタートを切りました。
先頭集団では、チーム・ソロの表彰台ねらいの選手たちがロードレースさながらの先頭交代を繰り広げながらハイペースで周回を重ねました。ペースについて行けなくなった選手たちが次第に脱落していくサバイバルレースの様相を呈し、5時間を過ぎたあたりでチーム部門が7チーム、ソロ3人に絞られました。ラスト30分ほどで動きがあり、mkwナン部が単独でアタックし、集団とのリードを1分半ほどに拡大。同チームはこのまま逃げ切って、チーム・総合優勝を果たしました。
表彰対象チームが確定しても、続々と選手たちがフィニッシュを迎え、最終走者はホストチームのマトリックスパワータグの選手たち、招待選手たちに見守られるようにフィニッシュ。最後はバイク審判が隊列を組んでフィニッシュし、今大会のレースが無事に幕を下ろしました。
各クラスの優勝
6時間ロードチーム・総合優勝 mkwナン部
6時間ロードソロ 池川辰哉選手(VC VELOCE/EMU)
6時間男女混合 Krone Eins
ロードソロ29歳以下:丹羽優輔選手
ロードソロ30代:林宏明選手
ロードソロ40代:神谷直希選手
ロードソロ50代:矢島竜一選手
ロードソロ60歳以上:高田雅孝選手
6時間ロードソロ 池川辰哉選手(VC VELOCE/EMU)
6時間男女混合 Krone Eins
ロードソロ29歳以下:丹羽優輔選手
ロードソロ30代:林宏明選手
ロードソロ40代:神谷直希選手
ロードソロ50代:矢島竜一選手
ロードソロ60歳以上:高田雅孝選手
4時間エンデューロ
激しいスプリント合戦の末、わずか0.6秒差でチームORTが勝利
6時間エンデューロの選手たちがスタートを切った2分後、4時間エンデューロの選手たちがフィニッシュゲート付近からローリングスタート。第1走者としてスタートラインに立ったのは、ロードチーム、ロードソロ、男女混合の各チームのおよそ400人でした。先頭集団は比較的大勢の人数で周回を重ね、2時間経過時点でも先頭集団はロードチームの6チームとロードソロの15人ほどとかなりまとまった人数に。その後もあまり人数は減らなかったものの、レース終盤にロードチームの3チームがアタックで飛び出し、そこにロードソロの中司大輔選手がジョイン。総合争いはこの4組に絞られました。最後はスプリント争いとなり、チームORTがチームBTSをわずか0.6秒差で下し、総合優勝を勝ち取りました。
各クラスの優勝
4時間ロードチーム・総合優勝 チームORT
4時間ロードソロ 中司大輔選手(堀場製作所自転車倶楽部)
4時間男女混合 Muddy Wakayama
ロードソロ29歳以下:今川海斗選手
ロードソロ30代:大島博選手
ロードソロ40代:丸谷知広選手
ロードソロ50代:為石昌宏選手
ロードソロ60歳以上:市原伸示選手
4時間ロードソロ 中司大輔選手(堀場製作所自転車倶楽部)
4時間男女混合 Muddy Wakayama
ロードソロ29歳以下:今川海斗選手
ロードソロ30代:大島博選手
ロードソロ40代:丸谷知広選手
ロードソロ50代:為石昌宏選手
ロードソロ60歳以上:市原伸示選手
3時間エンデューロ
多彩なクラスで老若男女がレースを楽しんだ
4時間エンデューロのスタートからさらに2分後、3時間エンデューロの選手たちがローリングスタートを開始。競技時間は今大会で最も短い3時間ですが、ロードチーム、ロードソロ、男女混合に加え、ファミリー、WOMENクラスと最多の5クラスが設けられ、表彰台に立つチャンスが多いのが3時間エンデューロの特徴です。出場チームも500組近く、今大会最多で、選手たちの年齢層も中学生からシニアまで他のカテゴリーと比べて幅広い印象。ロードバイクだけでなく、MTBやママチャリ、小径車、子ども向けのスポーツバイクなど多彩なバイクが思い思いのペースで周回を重ねました。競技時間が短いため、先頭集団にはロードソロの選手が多めに残っていましたが、総合優勝争いはロードチーム部門の2チームによる一騎討ちに。最後はNerebani K2がスプリント勝負を制して総合優勝の栄冠に輝きました。
上位を目指す選手だけでなく、自己ベストを目指す選手、仲間と楽しく完走を目指す選手など、老若男女、脚力も異なる選手たちが久しぶりのスズカを満喫するように走っていたのが印象的でした。
各クラスの優勝
3時間ロードチーム・総合優勝 Nerebani K2
3時間ロードソロ 石川英樹選手(ぴっとレーシング)
3時間男女混合 MIYU with KK
3時間ファミリー 森下家 プロ チャイクリング チーム
3時間WOMENソロ 栗原春湖選手(TEAM AMiGos)
ロードソロ29歳以下:THOPA SYAIBANI選手
ロードソロ30代:久保敦選手
ロードソロ40代:野口浩章選手
ロードソロ50代:池田一則選手
ロードソロ60歳以上:小久保正彦選手
3時間ロードソロ 石川英樹選手(ぴっとレーシング)
3時間男女混合 MIYU with KK
3時間ファミリー 森下家 プロ チャイクリング チーム
3時間WOMENソロ 栗原春湖選手(TEAM AMiGos)
ロードソロ29歳以下:THOPA SYAIBANI選手
ロードソロ30代:久保敦選手
ロードソロ40代:野口浩章選手
ロードソロ50代:池田一則選手
ロードソロ60歳以上:小久保正彦選手