コロナ感染症対策を万全にするため競技時間を短縮
6時間、4時間、3時間の3つの部門で実施
新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大した影響で、2020年は中止になってしまった本大会。今年も開催が危ぶまれましたが、エンデューロファン、サイクルファンの熱意に応えるべく、感染対策を万全にして2年ぶりに開催しました。感染対策の一環として、今回はレースを6時間、4時間、3時間の3部門とし、競技時間を短縮。参加定員数を例年の3分の1程度に絞って行いました。
例年より遅い午前10時、6時間エンデューロの選手を皮切りに2分間隔で4時間エンデューロ、さらに2分後に3時間エンデューロの選手がスタート。ロードバイクだけでなく、小径車やママチャリ、MTBなど、さまざまな車種が同時に走るスズカらしい光景が戻ってきました。久しぶりのサーキット走行の解放感からか、老若男女の参加者の多くが笑顔でスタートを切っていたのが印象的でした。
レースは各部門とも表彰台をかけた上位争いは白熱。ゴールスプリントでの決着あり、逃げ切り勝ちありと各チーム、各選手が全力を尽くして戦いました。見事優勝・入賞の栄誉を勝ち取って表彰台に立つ選手たちは、実に誇らしい顔を見せてくれました。
一方、自己ベストの更新を目指し、脚の合う選手同士で先頭交代しながら少しでも周回を稼ごうとする選手、仲間と楽しくサーキットを走ることを重視する選手もいて、誰もが思い思いのスタイルで制限時間いっぱい楽しみました。今回はパフォーマンス賞がなかったため、仮装をする選手は少なめでしたが、それでも仮想で参加する選手もおり、会場を盛り上げてくれました。
サブイベント
おなじみのサイクルバザールや抽選会など、
サブイベントも感染拡大防止で特別体勢
自転車の輸入代理店やアパレル・サイクルパーツ・サプリメントなどを取り扱うメーカーのブースが軒を連ねるサイクルバザールは、ブースのスペースを十分にとって密になりすぎないように出店数を制限させていただき、対策を施して開催。20を越えるブースに出展していただきました。ブースでは製品の試乗や試着などの催しが開催されたほか、会場特別価格でのウェアやパーツなどの販売も行われ、レースの合間に多くの来場者が訪れていました。
一方、豪華賞品が続々登場するスズカのもうひとつの名物・大抽選会は、参加者の密を回避するため、泣く泣く中止に。そのかわり主催者が抽選・当選者を発表し、豪華賞品をプレゼントするスペシャル企画が実施されました。
感染症対策について
隅々まで新型コロナ対策を施し、
大規模イベントの新しい形を模索
取り組みのひとつとしてあげられるのが、入場時の検温と手指消毒、受付時の健康確認書提出を参加者の皆様や同伴の皆様にお願いしたことです。もちろん大会に携わるスタッフも人数を絞り、新型コロナワクチンを2回接種し、健康確認書を提出しています。
また、細かな点ではありますが、密になりやすいレース経過やリザルトの掲示も今回は行わず、ラップ一覧をチェックできるサービス「ラップクリップ」で確認いただく形をとりました。
こうした対策に加え、皆様のご協力もあって、特別な状況下で行われたスズカ8時間エンデューロは盛況のうちに幕を下ろすことができました。来年以降も皆さんと会場で笑顔で再会できることを願っています!
※レース以外の写真は可能な限り撮影時のみマスクを外して撮らせていただきました。
大会の写真を販売中!〈オールスポーツコミュニティ〉
第22回スズカ8時間エンデューロの写真を下記で販売しています。詳細は下記のサイトをご覧ください。●掲載ページ(E1033912)はこちら(大会終了後に掲載されます)
●告知チラシ(pdf)はこちら