優勝インタビュー

6時間ロードチーム優勝・総合優勝
mkwナン部(杉浦洋輔選手/岡賢仁選手/深谷優光選手/榊原喬大選手)

榊原選手の渾身のアタックが勝利を引き寄せる

この大会のロードチーム部門で毎年のように表彰に絡む強豪チームmkw。今年も3チーム体勢で必勝を期し、このうちmkwナン部が1位、3位にmkwらーめん部、4位にmkwキャンプ部と表彰台に2チームが立ち、全チームが6位以内という成績を残しました。ナン部はスプリンターがいないため、ゴールスプリント勝負には持ち込みたくなかったとのこと。レース終盤に榊原選手がアタックし、そのまま3周逃げて最終走者につなぎ、見事逃げ切るという絵に描いたような勝利を収めました。助っ人の岡賢仁選手は「今日のMVPは間違いなくきょうた(榊原選手)。次回は1位から3位までをmkwで独占して完全優勝を果たしたい」と次回の目標を語ってくれました。

※写真は6時間ロードチーム優勝・総合優勝と3位のmkwらーめん部、そして4位のmkwキャンプ部のメンバー

6時間ロードソロ優勝
池川辰哉選手(VC VELOCE/EMU)

Jエリートツアー総合優勝の勢いそのままにライバルを撃破

スズカの6時間エンデューロのロードソロで、終盤にライバルを振り切って優勝した池川選手。Jエリートツアーの最上位クラスタE1で活躍し、今年は年間ポイントリーダーにも輝いた強豪選手で、スズカでも初の優勝を果たしました。「ツール・ド・おきなわ市民210kmで2位になったことのある井上選手(ロードソロ3位)が強いのは分かっていたのでマークしていた」といい、終盤ロードチーム部門の選手がアタックしたところで最後までついて行けたのが勝因だったと振り返ります。「個人的にはスズカに向けてインドアトレーナーで長時間乗り込むエンデューロ対策の練習はしてきたが、チームのマネジャーのサポートやチームメイトが開発したホイールが勝利への後押しをしてくれたと感じている。次回挑戦するならチームで出場して総合を狙いたい」

4時間ロードソロ優勝
中司大輔選手(堀場製作所自転車倶楽部)

会社の自転車チームとして念願のスズカ初勝利!

堀場製作所自転車倶楽部は、2006年にスズカに出場するために結成された京都の会社の自転車チーム。これまで毎回スズカに出場してきたといいますが、チームにとって優勝は今回が初めてとのこと。中司選手が鈴鹿サーキットを走るのはこれが2回目で、もちろんスズカでの優勝は初めてでした。とはいえレース内容は堂々たるもの。終盤にロードチーム部門の選手のアタックに反応してソロ部門の選手では唯一逃げグループに食らいつき、後続に大差を付けて逃げ切り勝ちを収める圧巻の走りでした。「今回の結果はできすぎな気はするけれど、来年も4時間ソロに出て連覇を目指したい」と抱負を語ってくれました。

3時間WOMENソロ優勝
栗原春湖選手(TEAM AMiGos)

チームで出場したときの悔しさを胸にソロでリベンジ!

3時間WOMENソロで優勝した栗原選手は、5年ほど前にスズカの8時間エンデューロにチームで挑戦したことがあるそう。「そのときはクラス4位であと一歩のところで表彰台に届かず、悔しい思いをした」といい、今回は6時間に競技時間が短縮されたのでそれぞれソロで出場。栗原選手は見事にクラス優勝を果たし、リベンジを達成しました。「今年出場したエンデューロレースで、水分補給が追いつかなくて脚をつって負けてしまったので、今回はしっかり補給をとることを心がけた」といい、それが功を奏した形になりました。今後の目標について尋ねると「今まで同様、ヒルクライムやエンデューロ中心に楽しみたい。来年8時間エンデューロが行われたら、チームでリベンジもしたい」と話してくれました。

3時間ファミリー優勝
森下家 プロ チャイクリング チーム(森下直樹選手/森下綾乃選手/森下圭祐選手)

家族それぞれの良さを発揮しての初優勝!

お父さんと高校1年生の娘さん、中学校2年生の息子さんの森下家の家族チーム。お子さん2人は小学生のころからスポーツバイクに乗っているそうですが、お父さんはその付きそいがメインでバリバリ自転車に乗るサイクリストではないそう。今回は第1走者を息子の圭佑くんが務め、ライバルチームと同じ先頭集団で走りきり、娘の綾乃さんに交代。綾乃さんがお父さんの直樹さんにつなぎ、直樹さんがライバルチームを逆転し、うれしいクラス優勝を果たしました。「来年は息子がまだ中3なので、子どもの枠で出られるのですが、受験生になるんですよね。でもレースの日1日ぐらいなら大丈夫だと思うので、来年も出たいです」と直輝さん。

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