バザール・試乗会

2022年モデルのニューバイクの試乗にヘルメットなどの試着も

スズカ8時間エンデューロのサブイベントの目玉のひとつ、サイクルバザール。自転車やパーツ、アパレル、ヘルメットやサプリメントなどのブランドがブースを出展し、例年だとその密集度合いがお祭りの縁日を連想させます。しかし、今年は新型コロナウイルス感染対策としてブース間の距離を十分にとることができるように出店数を制限して開催させていただきました。それでも20以上のブースが出展し、見た目の上では例年のような賑わいを見せました。
新型コロナウイルス感染症拡大を機に自転車が見直されて世界的に品薄になっているなか、2022年モデルの最新バイクを試乗車として用意したウィリエールブース、試乗用ホイールを10ペア以上用意してレースで使えるようにしたゴキソブースなど、試乗系のイベントも充実。他にも試着用に現行モデルのヘルメットをずらっと並べたカブトブース、無料で回復系サプリメント・カルノパワーを配布していたハマリ産業のブース、愛車のドライブトレインの洗車を予約制で受け付けたワコーズブースや、ワンコインでマッサージオイルを使ったマッサージを行ったイナーメスポーツアロマブース、そして黄色一色のマビックブース前ではマビックカーの前で記念撮影を楽しむ参加者など、各ブースがさまざまな催しを企画していました。
もちろんヘルメットやアイウェアのウベックスやサイクルウェアでおなじみのパールイズミなど、会場特別価格での物販を行ったブースも。こちらはレースの合間や終了後に買い物を楽しむ参加者でにぎわいました。



ロードレース講習会

真鍋選手・狩野選手のベテラン2人が安全走行のポイントをレクチャー

スズカ8時間エンデューロは、初心者からハイアマチュアまでレース経験の異なる選手が出場し、同じコースにロードバイクやMTB、小径車、ママチャリなど、速度の違う自転車がたくさん一斉に走ります。鈴鹿サーキットを走るのが初めてという方も、自転車のレースに初めて出場される方も少なくありません。そこで本大会ではロードレース講習会を毎回実施。特に初参加の方やビギナーの方に参加を呼びかけ、走行前の自転車の安全点検の仕方やサーキットを安全に走るためのポイントをレクチャーしています。
今回の講師を務めたのはチーム一のベテラン・真鍋選手と狩野選手のコンビ。まずは走行前の自転車点検の方法を紹介しました。「チェックするポイントは、変な音がしないか、変速がきちんとできるか、車輪はきちんと付いているか、タイヤに空気はしっかり入っているかなど。ホイールに反射板が付いていると高速で走った時に振動するので、外してください」と真鍋選手。サーキット走行のポイントでは、意外に危ない場所として西ストレートを紹介。「西ストレートは最後が登りになっていて、先頭が登りにさしかかった時に速度が落ちるのに、集団後方ではスピードが出ているので速度差で追突事故が起こりやすい。集団前方に注意しながら走って」と狩野選手が呼びかけました。また、真鍋選手は「レース中に周囲のライダーに何かを知らせるときや意思表示するときに、手信号だと片手運転になって不安定になりがちなので、大きな声で知らせるのもいい」とテクニックを伝授しました。
今回は新型コロナ対策でソーシャルディスタンスを確保しながらの講習となったため、参加者はフェンス越しに話を聞きましたが、50人ほどが集まり、真鍋選手と狩野選手の話を真剣な表情で聞いていました。



抽選プレゼント

主催者抽選による賞品プレゼントを実施!

スズカのサブイベントの目玉のひとつ、大抽選会は、今大会では新型コロナウイルス感染症対策として中止になりました。その代わりに企画されたのが主催者抽選による商品プレゼント。全参加者を対象に、主催者が抽選を行い、当選者に協賛各社から提供された商品を贈呈するという初の試みです。
当選対象は、3時間、4時間、6時間の各カテゴリーに分けて実施。各カテゴリーのレース終了30分前に公式サイトのリザルトページに当選者が発表されました。当選者が自分で番号を確認して参加確認証を持って受付に商品を受け取りに行く方式なので、いつものように会場が密になることもありませんでした。
とはいえ、やはり参加者がステージ前に集合して当選の行方を見守りながら一喜一憂する例年の大抽選会の方が大いに盛り上がるのも事実。来年以降は大抽選会が行えることを願いましょう!


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