MC
久しぶりのMCシンジさん&絹代さんのコンビ
レースの実況、表彰式の司会など、声で会場を盛り上げる大会MC。今年は2017年以来となるMCシンジさんと、鈴鹿サーキットでの大会MCを何度も務めている絹代さんのコンビでした。シンジさんは今回印象に残った場面として4時間エンデューロのソロで優勝した選手のチームがこの大会で初めて優勝したことを挙げ、「15年ほど前にこのレースに出るためにチームを作り、今回チームの選手が初めて優勝したそうです。それを伝えられたのがうれしかったし、他にも僕が知らないだけでこうしたドラマがあるはず」と5回もスズカでMCを務めたシンジさんらしいコメントをくださいました。また、「今回スズカが開催されたことによって、来年他のサイクルイベントが開催されるきっかけになってほしい」と願望を込めて語ってくれました。
一方、絹代さんもスズカ8時間エンデューロで何度もMCを務めています。この大会の良さについて尋ねると、「いい意味でゆるめで誰でも楽しめるのに、日本のトップ選手が同じコースを走っていて身近に感じられるところ」と即答。「アフターコロナの時代、自転車は今まで以上に日常に溶け込むと思うので、スズカ8時間エンデューロが自転車が単なる移動手段でなく、生涯の趣味として楽しめるものだと気付くきっかけになってほしい」と語ってくれました。
メカニック
意外に多いホイールの反射材の外し忘れ
会場に来てから緊急トラブルが発生した! そんな時に頼りになるメカニック。今回は現在マトリックス・パワータグのメカニックを担当し、これまで国内トップチームのメカニックとして活動してきたエコ・サイクル(大阪府泉佐野市)の塩谷隆行さんが作業を担当しました。最近増えているトラブルとしてあげたのは、電動変速の電池切れ。「電動変速を使っている人は、レース前に必ず充電しておくことをおすすめします。また、輸送時にスイッチが推しっぱなしにならないように注意してください」とアドバイスしてくれました。
初心者に多いのは、レースに必要のないパーツを付けたままになっている人。「スタンドは周知が進んで外してこられる方が増えましたが、意外に見落としがちなのがホイールに付いている反射材。サーキットの下りではスピードが出るので、ホイールが高速回転しますが、このときに反射材が付いているとホイールが振動して危ないのです。必ず外してから来てください」
スポーツグラスフィッティング
バイクによっても乗り方によっても最適なフィットは変わる
参加者のアイウェアをスポーツグラストレーナーが無料でフィッティングしてくれる好評のアイウェアフィッティング。今回も大阪・南船場の眼鏡&スポーツグラスサロン眼'Zからスポーツグラストレーナーの井上好広さんが来場し、フィッティングを行いました。初めてフィッティングを受ける方の多くは、「アイウェアは自分に合っているからフィッティングしなくてもいいのでは?」と思われるそう。しかし、井上さんによると、ロードバイクとマウンテンバイクではライド中の姿勢が全く異なるため、アイウェアの装着位置も微妙に異なるとのことです。「装着したときにどこも痛くないとか、走行中にアイウェアがずれてこないというのは当たり前。その上で最適な位置にかけられるかどうかというところまで見ないといけません」と井上さん。施術を受けた方によると、会場でフィッティングを受けるだけでもかけ心地が変わるとのことですが、よりしっかり施術を受けたい方はお店に足を運んでみては?(要予約)〈南船場スポーツグラスサロン 眼’z ウェブサイトはこちら〉
ラップ一覧サイト
公式リザルト掲示がコロナ対策でなくなり、大活躍!
ラップ一覧チェックサイト・ラップクリップは、チームや個人の周回数やラップタイム、ラップの推移などをお手持ちのスマートフォンなどからリアルタイムに、無料で確認できるサービス。スズカではすでに5年以上の実績があり、毎年多くの方にご利用いただいています。自分のチームのラップの推移だけでなく、ライバルチームのラップタイムや順位も分かるため、選手交代のタイミングやレースの作戦を立てるのに使っている方も少なくありません。今回は新型コロナウイルス感染症対策として、リザルトや入賞者の掲示を行いませんでした。レース直後にリザルトを確認したり、写真を撮ったりされる方で密になるのを防ぐためです。
公式のリザルト掲示がなくなったため、今回はラップクリップが大活躍!「リザルトを確認するだけなら、わざわざ掲示されているところに行かなくてもいいのは便利だけど、掲示されないと写真が撮れなくてやっぱりちょっと寂しい」と参加者のひとり。来年以降は、ラップクリップを便利に使いつつ、公式リザルト掲示で写真も撮れるようになっているといいですね!
〈LAP CLIPウェブサイトはこちら〉
※速報データのため、順位やタイムは修正になる場合があります。