6時間エンデューロ
総合優勝争いは2チームによるゴールスプリントでコンマ数秒の激戦
例年の秋の大会と比べ、風も少なく穏やかな朝となった今年のスズカ。午前9時の号砲とともにオートバイの先導によるローリングスタートとなり、マトリックス・パワータグの選手ら招待選手を筆頭にソロ選手と各チームの第1走者からなるおよそ600人の集団がゆっくりと動き出しました。1周目途中でリアルスタートが切られると、先頭集団は人数を絞るためにふるいにかけられ、少しずつ人数を減らしていきます。この日は11月とは思えないほど気温も上昇し、風もほとんど吹いていなかったため、レースは昨年以上のハイペースで展開。総合優勝をかけた戦いは、ロード部門のチームクラスが優位に展開。最終的にはNerebaniβとゆるポタれーしんぐ鈴鹿班の2チームによる一騎討ちとなりました。勝負はゴールスプリントまでもつれ、最後は0.217秒差という僅差でNerebaniβが6時間ロードチームクラスを制し、総合優勝の栄冠も手に入れました。両チームは6時間あまりで46周回を完走し、平均時速44.09kmで駆け抜けました。
ソロ部門は松本哲郎選手が44周回完走し、後続に3分以上のリードを保って圧勝。男女混合部門は昨年もこの部門を制したKrone√Maidが2位に1周差を付けて2連覇を達成しました。
各クラスの優勝
総合・ロードチーム | Nerebaniβ(加島 崇史 選手/山田 和弘 選手/中野 圭 選手/神田 武彦 選手/Sandu Ionut 選手/棚橋 亮太 選手) |
ロードソロ | 松本 哲郎 選手(ユーロード) |
ロードソロ29歳以下 | 郷原 輝久 選手(team hsj) |
ロードソロ30歳代 | 林 宏明 選手(チームノザキ) |
ロードソロ40歳代 | 田中 秀和 選手(Team At Sky) |
ロードソロ50歳代 | 川瀬 章史 選手 |
ロードソロ60歳以上 | 利見 昇 選手(Max speed97) |
男女混合 | Krone √ Maid(大林 亜友花 選手/宮田 直紀 選手/才賀 和樹 選手/須藤 大喜 選手) |
4時間エンデューロ
多彩なクラスで開催、さまざまなバイクが思い思いのペースで完走を目指す
6時間エンデューロのスタートから3分後、4時間エンデューロの選手たちがオートバイの先導でローリングスタートを開始しました。4時間のカテゴリーは、6時間にもあるロードソロ、ロードチーム、男女混合のほか、中学生以下の子どもたちがメンバーに加わるファミリー、女性だけのチームで争われるWOMENの5クラスで争われます。そのためか、小径車やママチャリなどを駆る選手、仮装を楽しみながら走る選手も6時間エンデューロの選手と比べて多く見受けられました。リアルスタートが切られると、先頭集団のペースは一気に上がり、6時間エンデューロの先頭集団に迫りそうになりました。その後ペースが落ち着いたものの、集団内でのトラブルの影響などで集団が少しずつ小さくなっていきました。ソロ部門の優勝争いは、濱地勇樹選手(チームNCFD)が独走態勢を築き、最終的には後続を1分30秒近くリードしてフィニッシュ。4時間の総合優勝とソロの部の優勝の栄冠を勝ち取りました。4時間総合の2位争いはソロ5人とロードチーム1チームのスプリント争いとなり、この集団の頭をとった坊紳選手が総合とソロ部門の2位に入り、総合3位にはロードチームクラスのトップ・まずはフライドポテトで。が入りました。
その他のカテゴリーは、男女混合はORCA CYCLING TEAMが30周を完走し、後続を1分30秒ほどリードして優勝。ファミリーはグランディーオ2位に1周差を付けて完勝。WOMENは栗原春湖選手が1位に2周差を付ける圧勝で昨年に続く連覇を達成しました。
各クラスの優勝
総合・ロードソロ | 濱地 勇樹 選手(チームNCFD) |
ロードチーム | まずはフライドポテトで。(後藤 孝明 選手/中村 拓真 選手/村山 椋 選手/里地 洋輔 選手) |
ロードソロ29歳以下 | 南 和人 選手(OUHS RACING TEAM) |
ロードソロ30歳代 | 中村 将也 選手(MiNERVA-asahi) |
ロードソロ40歳代 | 野口 浩章 選手(Liberta) |
ロードソロ50歳代 | 岡田 修一 選手(PRT KOSEKI 金生堂) |
ロードソロ60歳以上 | 岡田 幸裕 選手(ぴっとレーシングチーム) |
WOMEN | 栗原 春湖 選手(TEAM AMiGos) |
男女混合 | ORCA CYCLING TEAM(伊藤 透 選手/辻 健斗 選手/望月 美和子 選手/森﨑 英登 選手) |
ファミリー | グランディーオ(倉谷 一哉 選手/倉谷 千夏 選手/倉谷 侠俐 選手) |