優勝インタビュー

ソロとチームをあわせて約3600人が参加した今年のスズカ8時間エンデューロ。レースは細かくクラス分けされていて、入賞のチャンスが他の大会と比べると多めとはいえ、表彰台に立つのは容易ではありません。 ホビーライダーあこがれのスズカの表彰台に立った選手やチームのみなさんの喜びの声をお伝えします。

6時間総合優勝・ロードチーム優勝

昨年2位のリベンジを果たして6時間総合優勝!
加島崇史選手/山田和弘選手/中野圭選手/神田武彦選手/Sandu Ionut選手/棚橋亮太選手〈Nerebaniβ〉

2022年のシマノ鈴鹿ロードの5ステージ・スズカでもチーム総合優勝を果たしたNerebani。昨年のスズカ8時間エンデューロでも6時間総合・6時間ロードチーム部門で2位に入っている強豪チームです。「今年は昨年2位のリベンジを果たすのが目標だった」といい、最大のライバルと目していたのが昨年優勝のmkwラーメン部でした。最終局面まで両チームにゆるポタれーしんぐ鈴鹿班を加えた3チームでしのぎを削っていましたが、最終局面ではゆるポタれーしんぐ鈴鹿班との一騎討ちに。「どちらが勝ってもおかしくなかった」というゴールスプリントを制して昨年のリベンジを果たしました。「最後は気持ちの差とチームワークで勝ち取った勝利。来年も総合優勝を目指したい」と力強く宣言してくれました。

6時間男女混合優勝

新しいチームウェアで昨年に続きこの部門を連覇! 来年は……?
大林亜友花選手/宮田直紀選手/才賀和樹選手/須藤大喜選手〈Krone √ Maid〉

東海地方とインターネットで活動するKroneのみなさん。新しいチームウェアで3チーム体制で出場。6時間エンデューロに男女混合1チームとロードチームに2チーム出場し、男女混合では今年2連覇を達成しました。「前半でライバルチームを振り落として力でねじ伏せる作戦で臨んだものの、予想外の展開となってしまった」というものの、最終的にはライバルチームに1周差を付けての完勝でした。来年は?との問いには男女混合の3連覇は明言せず、6時間総合ねらいにも含みを持たせたコメントが。来年の活躍に期待です。

4時間総合優勝・ロードソロ優勝

プロ選手に着いていったらソロクラス&総合優勝
濱地勇樹選手〈チームNCFD〉

スズカに3回目の出場で4時間ロードソロを独走で逃げ切り、4時間総合優勝の栄冠も手に入れた濱地選手。「プロ選手がペースアップしたので、必死で着いていったら1人になった。フィニッシュするまでは4時間総合トップとは気付かなかった」というものの、今季は富士チャレンジ200でも優勝し、夏のシマノ鈴鹿ロードでも優勝するなど、調子がよかったとのこと。今季は持久力強化に重点を置いて週末は長距離をレースペースで走り、平日はインドアトレーニングでバーチャルサイクリングで高強度のワークアウトをこなしてきたそうで、それがよかったのでは——と分析します。「来年はV2を狙いたい」と力強く宣言してくれました。

4時間男女混合優勝

落車に見回れるもカテゴリー優勝。来年は総合優勝を狙いたい
伊藤透選手/辻健斗選手/望月美和子選手/森﨑英登選手〈ORCA CYCLING TEAM〉

名古屋を拠点に活動するオルカサイクリングチーム。伊藤代表にくわえ、JBCFのレースでも上位入賞経験のある森崎選手や辻選手、ヒルクライムやシクロクロスで活躍する女性の強豪・望月選手の4人組でカテゴリー優勝、4時間総合優勝を目標に参戦しました。先頭集団で選手のふるいがかかる序盤は集団走行が得意な森崎選手が走り、中盤は巡航が得意な伊藤選手や辻選手、集団が落ち着いている時間帯で望月選手が走り、最後スプリンターの森崎選手で締める作戦でしたが、伊藤選手が集団落車に巻き込まれるハプニングが発生。何とかアンクルバンドはつないだものの、独走する時間が長くなってしまい、クラス優勝は死守したものの総合優勝戦線からは離脱してしまったそうです。伊藤代表は「クラス優勝できたのはチームの団結力のおかげ。来年は総合優勝も狙いたいし、別チームを作ってワンツーできたらうれしい」と話してくれました。


参加者インタビュー

思いがけず「ロトラップでドン!」で当選してビックリ!

田中智徳さん/上村香乃さん/石崎光さん〈北宇治高校OB自転車部Bチーム〉

アニメ「響け!ユーフォニアム」の舞台になった北宇治高校のOBの自転車好きで結成したという設定のチーム。なんと「ロトラップでドン!」でこの日唯一の当選者となり、賞金10万円をゲットしました。
当選者として名前を呼ばれ、ステージに立つ3人は驚いた表情。「狙っていたわけではないので、(今)何が起こっているかよく分からない」と落ち着かない様子で話してくれました。MCに10万円の使い道を聞かれると「焼き肉に使いたい」と現実的な一面も見せてくれました。この後、抽選会でも同チームのメンバーが当選。とんでもない強運の持ち主でした。
ちなみに「チーム員は全員吹奏楽団に所属しているけれど、同じ高校の出身ではありません」とのこと。

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