スズカ8時間エンデューロは、車種別クラスやメンバーによる制限のあるクラスなどさまざまなクラスが設けられていますが、どのクラスでも優勝するのは容易ではありません。それゆえにスズカの表彰台に立つことは、ホビーライダーのあこがれとも言えます。 もちろん表彰台に立つことだけがすべてではなく、仲間と楽しく走ることもまた尊いもの。ここでは今年スズカの表彰台に立った選手やチームのみなさんの喜びの声とともに、スズカをエンジョイする参加者の声ををお伝えします。

8時間エンデューロ

8時間総合優勝・8時間ロードチーム優勝

mkw技術部(深谷 優光選手 / 島口 絢伍選手 / 髙村 明希斗選手 / 鎌田 響選手 / 山内 怜旺選手 / 成田 眸選手)

同チームで8時間総合ワンツーフィニッシュ

スズカ8時間エンデューロのロード部門で上位入賞の常連チーム・mkw。三河地方在住のサイクリストたちで結成する強豪チームで、今年はロードチーム部門に2チームを送り込み、男女混合も含め3チームで出場。優勝したmkw技術部は、どういう展開になっても勝てるよう、逃げの得意な選手とスプリント勝負に強い選手をそろえ、さらに「mkwの3チームでピット交代のタイミングを合わせ、ピット交代後の集団を追走するときに少しでも体力を温存する」という作戦で臨みました。
最大のライバルで昨年総合優勝を果たしたNerebaniがメカトラブルで脱落したこともあり、最後はmkw勢で8時間総合のワンツーフィニッシュを果たしました。「来年はNerebaniさんと最後までバトルして勝ち、V2を目指したい」と来年もこのクラスに挑戦することを明言してくれました。

4時間エンデューロ

4時間ロードチーム優勝

三重県魚卵連合1(古市 篤彦選手 / 中村 拓真選手 / 保田 翔平選手)

作戦はRPGにあやかって「ガンガンいこうぜ!」。積極的なレース展開で優勝を手中に

同じ練習会で切磋琢磨する練習仲間で結成した同チーム。作戦は有名RPGの作戦にあやかって「ガンガンいこうぜ!」、要は守りに入らず積極的に攻めようということだそう。そんな積極的なレース運びながら総合優勝がかかる最終局面まで残り、ソロ選手2人の後塵を拝したものの、チーム部門ではトップでフィニッシュ。クラス優勝と総合3位の座を勝ち取りました。
来年も出場しますか?との問いには「今年はチーム部門では優勝できたものの、総合優勝できなかったので悔しい。ぜひ来年も出てリベンジを果たしたい」と速くも目標は来年に向かっているようでした。

4時間男女混合優勝

チーム朝活(菟田 竜一選手 / 武藤 隆選手 / 南 裕之選手 / 栗山 裕賀選手)

みんなが力を出し切って勝ち取った優勝

和歌山で朝5時半から行っている朝練のメンバーで結成したことがチーム名の由来になっているチーム朝活。クラス唯一の30周回を重ね、後続を1周リードしての完勝でした。
作戦はシンプルに「男性3人がとにかく先頭集団に着いていき、ライバルチームから圧倒的なリードを奪い、少しでも女性選手にラクをさせること」だったそう。監督の菟田選手によると、みんなが力を出し切れてこの作戦が成功したことが勝利につながったと思うとのこと。
「来年ももちろんV2を目指して出場したい」と、ディフェンディングチャンピオンとして再び戻ってくることを明言してくれました。

アタック240

アタック240総合優勝

中司 大輔選手(堀場製作所自転車倶楽部)

一昨年4時間ソロに続き、アタック240を制した若手のホープ

中司さんは一昨年4時間エンデューロのソロ部門を初出場で制した若手のホープ。今年はアタック240に初出場し、ツール・ド・おきなわの上位入賞経験がある井上選手や池川選手とのスプリント争いを制して初優勝を遂げました。
「井上選手や池川選手をマークしていて、途中厳しい場面もありました。しかし、スプリントには自信があったので、何とかスプリント勝負に持ち込みたいと粘れたのが勝因だったと思います」と中司さん。今後の目標レースとしてツール・ド・おきなわを挙げ、「出場するからには優勝を目指したい。スズカも日程さえ合えばまた挑戦したい」と語ってくれました。

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