スズカ8時間エンデューロはレースのクラス分けが細かく、さまざまレベル、年齢、性別のサイクリストが楽しめる大会です。日ごろのトレーニングの成果を発揮して優勝を目指すチームもある一方、仲間と楽しく走ることを最大の目標にしているチームがほとんどです。ここでは今年スズカで優勝の栄冠を勝ち取ったチームや選手の喜びの声とともに、スズカで仲間とともに楽しそうに盛り上がっていた参加者の声ををお伝えします。

8時間エンデューロ

ロード45+クラス 優勝

井上大我 選手 / 鈴木浩彰 選手 / 宮嶋美規夫 選手 / 田平真也 選手(ぴっとレーシングチーム)

店長が45歳になったのを機にこのクラスに挑戦、初優勝!

サイクルスポーツの「最速店長選手権」でも活躍するサイクルぴっとイノウエの井上大我店長と練習仲間のお客さんで結成したぴっとレーシングチーム。店長が45歳になったのを機に、店長を含むメンバーでこのクラスに挑戦し、見事初優勝を飾りました。
この日の作戦は「いかに先頭集団に長く残るか」で、前半は交代をなるべく少なめにして周回数を稼ぎ、先頭集団から切れたらこまめな交代でハイペースを維持する作戦がはまったとのことです。
「普段から練習も一緒に走っているので、今回の勝利は絆がもたらしたと思っています!」と井上店長。

アタック240

60歳以上クラス 優勝

高田雅孝 選手(MAX SPEED97)

悪天候の中、安全第一で粘り強く走って初優勝!

アタック240の年代別表彰の最高齢クラス60歳以上クラスで優勝した高田選手。同クラスの完走者は今年は3人のみで、2位には9分近い差を付ける完勝でした。
台湾KOMや乗鞍などヒルクライムや長距離ライドを中心に自転車に乗っていて、スズカ8時間エンデューロにはこれまでに5回出場。昨年もこの種目に出場して年代別5位だったそうで、念願の初優勝を果たしました。
「朝から雨が降っていたので、転ばないように安全第一で走ることを心がけました。粘り強く走っていたらバイク審判が近づいてきてカテゴリートップだと教えてくださって驚きました。無欲の勝利です」と勝因を分析してくれました。

4時間エンデューロ

ファミリークラス 優勝

藤田楓 選手 / 藤田隼摩 選手 / 藤田和也 選手(チーム藤田)

全員が力を発揮し、昨年6位から表彰台の頂へ

序盤から上位をキープし、5周目以降はトップを保って2位に5周差を付ける圧倒的な強さで優勝したチーム藤田の皆さん。昨年はファミリー部門で6位だったそうで、一気にジャンプアップして表彰台のてっぺんに立ちました。
スターターは兄の隼摩さんが務め、父の和也さんがたすきを次ぎ、妹の楓さんが走るという出走順で走ったそうで、「順位は関係なく、ケガなく安全に走ろうと話していた。みんなが実力を発揮できたことが勝因」と和也さん。
来年もまた挑戦する?との問いに「連覇を目指したい」と頼もしい答えが返ってきました。

4時間エンデューロ

WOMENクラス 優勝

辻之内真理 選手(EURO-WORKS Racing)

ケガから復帰し、無欲で勝ち取った優勝

19周目で単独トップに立ち、以後フィニッシュまでトップの座を譲らず2位に1周差を付けて優勝した辻之内選手。昨年のこのレースで3位で、今年はリベンジをかけて練習に励んでいたものの、7月にケガをして思うように練習を進められなくなったとのこと。
「今回は完走を目標に挑み、淡々と練習のつもりで走っていたら勝てました。狙ってなかったのでうれしいです!」と喜びの声を聞かせてくれました。
勝因は?とうかがうと、「最近購入したニューマシンのおかげもあるかもしれません」と辻之内さん。このバイクで来年も出場し、連覇を目指したいと目標を語ってくれました。

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